コラム

生産終了がアナウンスされたレクサスGSのリセールバリューは高いのか?

セダン不況と言われる中でも安定した人気を誇るのがレクサス車です。中でもGSは高級感とスポーツテイストを兼ね備えていることで高い評価を得ています。しかし、セダンが不人気である今、手放す時どれくらいで売れるのかが心配ですよね?。そこで、この記事では、レクサスのセダンラインナップの中心となるGSのリセール価格や下取りについてご紹介します。

レクサスGSとは


出典:ウィキメディア
レクサスのセダンでは「LS」に次ぐ位置付けのプレミアムセダンのGSは、通算4代目、日本への導入としては、2012年発売の現行モデルで3代目となります。しかし、残念ながら2020年8月をもって生産を終了しています。
エクステリアの特徴としては、「スピンドルグリル」を初採用し、逆台形のアッパーグリルと台形のロアグリルを組み合わせた形状で、現在のレクサスフェイスを採用した最初のモデルとなっています。
ボディサイズは、全長4,880mm、全幅1,840mmとプレミアムセダンとしては申し分ない風格と快適な室内の広さを誇っています。
パワーユニットは発売当初はV型6気筒2.5L、V型6気筒3.5Lエンジン、V型6気筒3.5Lハイブリッドが設定され、その後、直列4気筒2.5Lハイブリッド、2.0L直噴ターボエンジンが採用されています。
2020年6月には、各タイプの「F SPORT」がベースとなる特別仕様車「Eternal Touring」が発売されています。エクステリアにはスピンドルグリルやアルミホイール、ドアミラーやリヤスポイラーなどにブラックの配色を施し、GS450hとGS350 2WDの“Eternal Touring”にはオレンジブレーキキャリパーが採用されています。
さらに、インテリアはアルカンターラやカーボンオーナメントパネルを採用したほか、ドアトリムやメーターフードなどにはブラックの内装色に映えるレッドステッチを施し、さらにドアトリムとステアリングの一部にもフレアレッドの表皮を配し、上質さとスポーティさを際立たせています。

レクサGSの買取査定の傾向

プレミアムセダンのレクサスであっても、代替えする時にディーラーに下取りに出す事が多いのではないでしょうか。新車の契約から下取り査定、そして購入代金金の支払いや下取り車の売却代金の受け取りなど、新しい車への乗り換えまでワンストップでできるディーラー下取りのメリットは大きいといえるでしょう。
しかし、少しでも高く売るという事であれば、多少の手間がかかっても、買取専門店を利用することをおすすめします。そのかけた時間と手間以上のメリットが必ずあるはずです。
ディーラー下取りが経過年数からの平均的な値付けがされる傾向があるのに対し、買取店はその時点での相場を参考にして買取をするため、下取りよりも高く買い取れれる傾向にあります。
特にレクサスGSの様に、付加価値が高い車種の場合はその差が大きくなります。その車種の人気が大きく価格に影響する買取店にとって、レクサスGSは高く買い付けても、売りやすい車種であり、積極的に買取る傾向があります。
また、一般的な国産車よりも元の価格が高額であるため、ディーラーでの下取りよりもその差額は大きくなります。新車価格が1150~200万円程度のコンパクトカーなら数万円ほどの差額が、高年式のレクサスGSでは20~30万円、あるいはそれ以上の高い買取金額となる可能性があります。

レクサスGSの新車価格と買取価格(2020年6月現在)


出典:ウィキメディア
・レクサスGSの新車価格:5,888,056円~8,630,926円
・2012年~2020年式レクサスGS現行モデル
平均買取価格:142.5万円
買取価格帯:67万円~446万円
・2005年~2011年式レクサスGS先代モデル
平均買取価格:42万円
買取価格帯:10万円~110万円
買取価格では、新車程の価格差はみられず、走行距離や内外装の程度の良し悪しがグレードや年式を大きく上回る指針となります。また、Fスポーツバージョンの値落ち幅は少なく、各年式でもっとも高値で買取られています。その他ではターボ車の人気が高く、スポーツセダンの性格を併せ持つGSならではの結果となっています。

レクサスGSのリセールバリューは

リセールバリューは、売却時の価格÷新車購入価格で求められる残価率で表します。レクサスGSの場合は、新車購入時から3年経過後の残価率は51.4%となっており、平均的な国産セダンの残価率と比較しても、レクサスGSは平均よりも高い残価率であると言えるでしょう。
しかし、これは計算場の数値であり、走行距離や車の状態、売却する時期によって大きな差が生じることがあります。したがって、この数値を下回ることも、高くなる可能性があります。
また、レクサスは、リセールバリューを維持するために新車購入時に大きな値引きをしない販売手法のため、手放す時に少しでも高く売ることが出来ないとそのメリットが感じられません。GSはは残価率が高いので、そのメリットを感じる可能性が大きいと言えるでしょう。
また、買取店と言っても様々なので、レクサス専門、あるいはレクサス車の買取を得意とする業者で買取ってもらうことが重要になります。
参考:レクサスの買取専門ページです

どうしてレクサスGSのリセールバリューは高いのか

このように、レクサスGSは他の国産車よりもリセール価格が高くなっています。それは、レクサス車が、国内だけではなく、海外でも性能と品質においてはドイツ車を上回るほど人気があるためにオークションで落札され海外へ輸出する事も多く、リセールバリューが押し上げられることになります。
そのため、程度の良いレクサスGSは品不足であるために買取業者は、相場以上の高い買取金額を提示してでも買い取りたいと考えています。

レクサスGSを少しでも高く売るためには


出典:ウィキメディア
レクサスGSは国産セダンの中でもプレミアムであることから、中古車で購入する人も同じ年式で同クラスの国産セダンよりも高い価格であっても、そのプレミアム感を求めて購入したいと思うはずです。
そのため、外観の美しさは当然ながら、内装の状態を重視する傾向にあります。いくらボディが無傷で走行距離が少ない高年式のGSであっても、シートやフロアが染みだらけで、異臭を放っていたらいくら外観がきれいでも幻滅するでしょう。もちろん憧れのGSであっても買う気になりません。逆に低年式でも、手入れが行き届いており、経年劣化も少なく清潔感が感じられる車内なら、そのGSを欲しくなるはずです。
そうならないために、買取業者も買い取った後のクリーニング費用を見越して買取価格を下げることになります。したがって、少しでも高く買い取ってもらうためには、日頃のお掃除を常に心がけることとともに、買取り査定前には荷室のフロアなどもめくって念入りにクリーニングしておくことも大切です。
また、メンテナンスノート(整備記録簿)もなくさずに保管することで、その車が適切に扱われていたことの証明になるので、重要なアイテムとなります。さらに、社外品を取り付けている場合は、保証書や販売元、価格を明記してある書類などを揃えることで、ディーラー下取りでは評価されず、場合によっては減額される社外パーツであっても、て買取なら付加価値としての評価アップにつながる可能性があります。
つまり、当たり前のことですが、愛車を大事に扱えば、その分高く買い取ってもらえるという事です。

レクサスGSを売るタイミング

レクサスGSを売るタイミングとしては、まず車検が迫っていたら、車検を受けてもその費用分は上乗せされませんので車検が切れる前に売る方がお得です。車検直前になると新しい車が納車される前に車検が切れたり、じっくりと考える時間がなくなるので、最低でも車検の半年前あたりが良いタイミングとなります。
車検までに余裕がある場合なら、売る時期を考えることで少しでも高く売れる可能性があります。中古車が売れる時期の直前が中古車業者が多くし入れたいと思う時期なので、3~4月や夏と冬のボーナス時期の前の月が狙い目です。レクサスGSのような人気車種はぜひほしいと思う業者が多いので、通常より買取価格を上乗せしてくれる可能性があります。

まとめ

リセールバリューを気にして車を買う事は今では普通のことで、それは購入時の値引きや他車との差額を上回るメリットとなります。しかし、より高く売るには普段から大事に扱い、そして適切な業者に買取ってもらう必要があります。外車王はレクサスに精通したスタッフが常駐しており、多くの買取と販売実績があるので、安心してレクサスGSの買取を任せられます。
[ライター/田中秀雄]

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ユーズトカーラボ 編集部
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