レクサスブランドの最上級SUVであるRXのリセールバリューを紐解きます。そこには、予想もしなかった意外な結果が?ここでは、ハリアーとレクサス RXの違いや高く売るためのポイントについてもご紹介させていただきます。
もともとは同じクルマのレクサスRXとトヨタ ハリアー
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レクサスRXとトヨタ ハリアーは、もともとは同じクルマということをご存知の方は意外と少ないかもしれません。日本国内には、2009年に3代目として登場したレクサス RXですが、実は初代と2代目はハリアーの北米モデルだったのです。したがって、日本国内におけるレクサスブランドの展開に伴ってハリアーは消滅するはずでした。しかし、ユーザーの強い要望と取扱店であるトヨペット店の反対にあい、異例の2代目ハリアーとレクサス RXの新旧併売が行われることになったのです。
その後、それぞれのモデルのフルモデルチェンジがあり、好調な販売を維持したまま現在に至ります。昨今は、日本のユーザーの意見が聞き入れてもらえるのは、軽自動車やミニバンなどの一部車種に限られてしまいますが、国内市場を重んじるトヨタならではの決断だったと言えるのではないでしょうか。
レクサス RXの買取相場の特徴
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レクサス RXの買取相場は、2リッター直4ターボモデルのRX300を中心に高値安定傾向と言えるでしょう。2017年12月に7人乗り仕様としたロングボディのRX450hLを追加しておりますが、相場への影響は限定的と言えます。但し、2015年以前の3代目の寝落ち幅が大きく、日本で乗るには少し大きすぎるサイズがネックになっているのかもしれません。
人気のボディカラーはホワイトパールとブラックとなりますが、それ以外のボディカラーはワイナス評価を覚悟する必要があります。カスタマイズは好まれない傾向がありますが、純正オプションのTRD、もしくはモデリスタのエアロキットに関しては、オプション価格以上のプラス査定が期待出来るケースもあります。
今現在、国内メーカーにはレクサス RXの存在を脅かすモデルのラインナップはありませんが、車格がバッティングするメルセデス・ベンツやBMWのSUVモデルの動向は注視する必要がありそうです。
レクサス RXのリセールバリューは?
レクサス RXのリセールバリューは、3年落ちで60~70パーセント、5年落ちで5年落ちで50~60パーセントになります。したがって、現行レクサス RXのリセールバリューに関しては、普通乗用車の平均値と言われている50パーセントを上回っていると言えるでしょう。
参考:SUV/RV車/クロカンの買取専門ページです
但し、3年落ちで走行3万キロ前後、修復歴なし、ボディカラーはホワイトパールかブラックが条件となります。また、グレード別では、バージョンLよりもFスポーツの方が若干リセールバリューが高く、2WDと4WDの比較ではガソリン・ハイブリッド共に4WDが高い評価に繋がらない点も購入時には注意が必要です。
レクサス RXを高く買い取ってもらうためには
レクサス RXを高く売るためのコツは、購入時に人気のボディカラーやメーカーオプションを選ぶのはもちろんのこと、2回目の車検が訪れる時期を待たずに売却を検討することです。今現在、新車の代替えサイクルは7〜8年とも言われておりますが、メルセデス・ベンツやBMWなどの高級車では代替えサイクルが短くなる傾向が見られます。最近では、近所で見かける高級車がしばらく見ない間に新しくなっていたという話しをよく聞きます。当然、レクサス RXも言うまでもなく高級車の部類に入ります。
また、購入後に出来る高価買取のポイントとして、純正オプションによるカスタマイズがありますが、もしエアロパーツなどに擦り傷を付けてしまった場合には、カーコンビニ等で安価で修理していただくだけで、せっかくのカスタマイズを無駄にすることなくプラス査定に繋げられます。そして、SUV専門店であるSUVラボ買取に査定を依頼することで、下取り以上の高額査定を期待することが出来るのです。
[ライター/SUVラボ編集部]