高級ブランドであるレクサスはトヨタとどんな違いがあるのか?比較しながら解説!

トヨタの高級ブランドという位置付けであるレクサス。確かに、トヨタの車よりもデザインに高級感がありますが、見た目だけでは驚くほど違いがあるようには見えません。では、その見た目以外に違いはあるのでしょうか。違うとすれば、一体どこが違うのか。それぞれの車を比較しながら、その違いを探っていきます。

最新の技術を積極的に駆使するレクサス


出典元:ウィキメディア

レクサスはトヨタと比べて、新開発のパーツを積極的に採用することが多くなっています。現在のフラッグシップモデルである「LS」や「LC」は、3.5L V型6気筒エンジンに世界初の「マルチステージハイブリッドシステム」が搭載されています。これはモーターに変速機構を取り入れるというもので、トヨタの車にはない最新の技術を活用しています。また、ガソリンエンジンモデルにはギア段が10速というオートマチックトランスミッションが採用されており、こちらもトヨタの車にはまだ採用されていません。このようにレクサス車でしか体験できない最新技術が盛り込まれているのです。

インテリアの違いは?


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インテリアの1番の違いといえば、レザーの使用率。レクサスではエントリーモデルである「CT」でもレザーシートが使用されています。さすがは高級ブランドといったところでしょうか。また、トヨタでもレクサスでも車種によってインテリアにコンセプトの違いはありますが、レクサスでは、車種全体を通して意識していることがあるようです。それは、日本の「和」を意識したデザイン。シートの質感、色合いに関してまで、日本の美意識というものについて考え抜かれているようです。

共通化されている部分もある

一方でレクサスとトヨタは、共通化されている部分もあります。最近ではプラットフォームを共通化していることが多く、例えば2018年11月から販売されているクロスオーバーSUVの新型「UX」は、「C-HR」と同じ、GA-Cプラットフォームが採用されています。エンジンにおいても、共通化されているモデルがあり、レクサスのエントリーモデルに位置する「CT」ではプリウス、カローラスポーツ、C-HRなどと同じ、2ZR-FXE型のエンジンを使用しています。

レクサスとトヨタのスポーツカー、何が違うのか?


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レクサスでは「RC F」と「GS F」、トヨタでは「86」、そして復活を遂げたばかりの新型「スープラ」など、両ブランドともスポーツカーが展開されていますが、それぞれの違いはまず車の開発過程にあります。

トヨタのスポーツカーは、最近では他メーカーとの共同での開発というのが主流となっています。例えば「86」はスバルと、新型「スープラ」はBMWとプラットフォームが共同になっています。原因は様々ありますが、自社独自で開発しようとすると、莫大なコストがかかり、販売価格も跳ね上がってしまうのが大きな一つのようです。実際に新型スープラを自社で開発しようとした場合、販売価格は1,000万円を軽く超えてしまうという話も。コストを抑えて高性能なスポーツカーを開発するためには、少なからず他メーカーとの連携が必要なようです。

対してレクサスのスポーツカーは、ノーマルモデルを「F/F SPORT」としてチューニングされたもの、つまりはトヨタ自動車が独自で設計・開発したモデルになります。例えば、約10年もの歳月をかけて開発され、2010年〜2012年までの限定500台が生産されたレクサスを代表するスーパーカー「LFA」。デザイン、エンジン、シャーシなど全ての部品にこだわりぬいた結果。開発費用も相当な額を要し3,750万円という超高額の販売価格となりました。現在発売されている「GS F」や「RC F」は、ノーマルモデルを基としていますが、自社独自に開発したものをさらに「F」仕様にチューニングしているので、やはりトヨタ自動車オリジナルモデルといって差し支えないでしょう。

また、エンジンでも違いがあります。トヨタでは主に直列4気筒、新型スープラでは3.0Lの直列6気筒が復活しましたが、直列エンジンがメインとなっています。レクサスでも、上記のように共通プラットフォームがあるノーマルモデルは同じ直列エンジンを採用している事も多いですが、スポーツモデルである「GS F」、「RC F」、「LC500」では5.0L V型8気筒エンジンが採用されています。トヨタのセンチュリーも同じ5.0L V8エンジンですが、こちらはモーターを併用したハイブリッドとなっており、エンジン自体の馬力はレクサスの方が100馬力も高い481馬力(LC500は477馬力)で、より高い動力性能を誇ります。

このようにトヨタとレクサスのスポーツカーでは、特徴が違うことがわかります。

サービスの質にも違いあり

トヨタとの違いは車自体だけでなく、サービスの質にもあると言われています。新車や認定中古車でレクサス車を買うと「オーナーズカード」を入手することができ、様々な特典を受けることができます。トヨタ車が3年/5万kmなのに対して、レクサス車は5年/10万kmという長期保証や、事故・故障はもちろんのこと、目的地や旅行に関することまで24時間なんでもサポートしてくれる、「オーナーズデスク」、一部のレクサス店舗に車を駐車することができるお預かりサービスなど、高級ブランドならではのおもてなしが用意されています。

まとめ

今回は、トヨタとレクサスの何が違うのかを見ていきました。同じトヨタ自動車が作っている車であるので、共通点もいくつかありますが、車の技術や開発工程、さらには車以外のサービスなど、細かなところまで違いがあるというのがお分かりいただけたかと思います。同じトヨタなのになんでこんな車の値段が高いのかと思われる方も多いかもしれませんが、あらゆる点において高い品質にこだわりを持っているのを見ると、高いのも納得が行くかもしれませんね。

[ライター/N. Hoshi]